高級な文鎮(iPad3)について想いを巡らせる
気がついたら、放置しがちな端末、iPad。
せっかく買ったのはいいけど、結局スマホで済んでしまい、わざわざ使うことのないiPad。市場ではiPad proなるものがリリースされている中、我が家では立派な高級文鎮になっていました。
半紙を抑える力は文鎮がやはり最適で、また、ブログ書くにはノートPC方法が快適だし、LINEのやりとりならスマホの方が快適、といった位置付けになり易いデバイス。
ただ、このまま文鎮として使うにはもったいないので、この記事ではiPadの使われかたについてまとめてみました。(作り手側の目線から)
スティーブ・ジョブズのプレゼンから振り返るiPad
この記事を書くきっかけは、podcastで配信中の「ひいきびいき」のiPad回を聞いたことでした。
この回です。以下に書く内容は、この回でお話しされていたことをベースで書いているので、興味があればpodcastも聴いてみてください。
スティーブ・ジョブズのプレゼンについて、「ひいきびいき」で触れていました。
題材の動画はどれだかは不明ですが、YouTubeにあったのはこのへん。
この動画は、途中までなのが残念です。
提供する側の話を聞くのが一番早く、正確だと思うので、このプレゼンは「ipad」とは何か?から知ることができる優れものでした。
プレゼンの内容を簡単にまとめると。
- appleは多くのラップトップ端末(ノートPCなど)をリリースし、その売り上げは世界一であり、appleの主力ビジネスとなっている。(少なくともプレゼン当時)
- 第1のデバイスはスマートフォン。appleなのでiPhoneですね。これは電話とアプリができる端末です。
- 第2のデバイスはノートPC。appleなのでMacBookですね。これはソフトウェア開発からインターネットまでできる端末です。
- 第1と第2の分野共に、appleはiPhoneとMacBookといった最高の製品を開発しました。では、第1と第2の間に入る第3の端末とは、一体どのようなものなのでしょう。
- 第3の端末に必要なのは、第1、第2以上に何らかのタスクを最適化させることでした。プレゼン内で語っていたのは、”Webブラウジング”、”Eメール”、”写真”、”ビデオ”、”音楽”、”ゲーム”、”電子書籍”でした。
- その最適化されたデバイスについて、ある人がこう言ったそうです。「それはネットブックだ!」と。
- それを受けてジョブズはこう言います。「ネットブックだって!?あれは、ただ使いづらいノートPCでしょ!ネットブラウジングとか超遅いよ!ノートPCの劣化版だよ!」
- そこで、登場したのがiPadというタブレットデバイスです。このデバイスは単なるノートPCの劣化版ではなく、”Webブラウジング”、”Eメール”、”写真”、”ビデオ”、”音楽”、”ゲーム”、”電子書籍”を最適化させたものだと。
動画はここで終了します。面白いのは、ジョブスがネットブックをディスっているところでしょうか。
ちょっと調べた程度ですけど、appleってネットブック販売をしていないんですよね。トップの意向というか、劣化版なんて作ったってしょうがないよ!という声が聞こえてきそうです。
iPadを文鎮とか呼んじゃう人
私です。素晴らしいプレゼンの後に考えると、こう思います。あ、単に使いこなせてないだけなんだと。ちょっと反省しました。
もっと具体的にいえば、”Webブラウジング”、”Eメール”、”写真”、”ビデオ”、”音楽”、”ゲーム”、”電子書籍”をスマホ以上にじっくりやるニーズが少ない人です。
それなので、改めて上記のタスクを中心に、私が特に使う”電子書籍”でiPadを使ってみました。
iPadはウィンドウショッピング的な楽しみができるデバイスだった。
改めて、kindleのBook Browser機能をiPadでみてみると、まるで本屋で雑誌を眺めているような感覚に襲われました。ノートPCでは、味わえない感覚です。そっちだと目的的すぎるんですよね、なんだか。その分、iPadだとゆったりと眺められる楽しみ方があります。
おまけで動画配信サービスにて。
やっぱり、ウインドウショッピングをしてる感じ、ゆゆゆゆゆったり感。しっかりみるならデスクトップには劣りますが、PVを観たりする分には、iPadの方が気楽でいいですね。ゆゆゆゆゆったり感。
まとめ
私の中でiPadは使い道に困るデバイスでした。大きいiPhoneであり、劣化版のノートPCでもあります。
ただ、作り手側の狙いとして”Webブラウジング”、”Eメール”、”写真”、”ビデオ”、”音楽”、”ゲーム”、”電子書籍”は、iPhone以上に快適にでき、ノートPCより遥かに手軽に持ち運べる第3のデバイスとしてリリースされているものです。
高級な文鎮を第3のデバイスとして使ってみると、ウインドウショッピングをしているようなゆったりとしたブラウジングを体感できました。PVや雑誌を鑑賞するには、ぴったりなデバイスだと思います。
私の周りでの身近な使われ方は、普段ネットをさほどやらない人達は、かなりiPadを喜んで使ってくれる人が多いみたいですよ。なので、両親へのプレゼントには外さないアイテムのようですね。(価格的にはAmazon Fire端末がお手ですけど。)
ブログ閲覧とか、雑誌鑑賞にiPadを使ってみたいと思いました。