「強み」は「弱み」と組み合わせると最強! というか人生の質を高める武器となる
強みを知るために、ストレングスファインダーが有効という記事を書いた。
ストレングスファインダーで強み診断をして1年以上経過したんだけど、なんだろう。強みを活かすために少しは動いてはいるものの、上手くいっていない。
そこで、振り返りをして考えてみたんだが
ストレングスファインダーの活かし方って「強み」と「弱み」が両方わかって初めて役に立つんじゃないだろうか?
自分の診断結果上位5つをじっくり読んで見ると、
どれも「無意識レベルでもうできていること」なんだよね。
個人の意見だけど、もう既にできていることを意識してやることって、結構無意味だと思っている。
この意見には、いちおう根拠がある。
昔読んだ『意識をめぐる冒険』に"スポーツ上級者が初心者に技術を教えるために、頭で考え直してプレイすると普段よりパフォーマンスがガックと落ちる"というような、研究結果が出たと紹介されていた。(この情報が正確かどうかの言及まではしていないけど)
『意識をめぐる冒険』によると、人間の脳には「ゾンビシステム」と呼ばれる機能があるらしい。
この機能は、
- 「歩く」
- 「走る」
- 「駅ナカで人を避ける」
- 「ボールをまっすぐ蹴る」
- 「ボールをキャッチする」
- 「ピアノを弾く」など
これらの無意識行動を担ってくれる。
ゾンビシステムがあるおかげで、一回一回脳の奥までアクセスしなくても、メモリ上のキャッシュを読むことで処理が行えるみたい。その道の「達人」や「プロアスリート」なんていう人たちは、間違いなくゾンビシステムがフルスロットルで稼働している。
だから、無意識行動を意識するってことは、
高速処理のためにキャッシュに読み込ませた処理を破棄して、レスポンスの遅い脳の奥にアクセスしているようなもの。
ストレングスファインダーで、無意識な部分を明らかにしたとて、それを意識した途端に上手くいかなくなるのは、そういう理由なんだと思う。
...
じゃあ、「強み」を知れたことは何かに活かせないのか?
思い浮かんだのは、職業選択。転職活動でも良いけど。
でも、実際「強み」が見つかったからといって、それをキッカケによし転職するぞ!なんてならないし、せいぜいエントリーシートの自己PRに書けるくらい。
それって、効用しょぼくない?
せっかく強みがわかったのに。
というのが、私の素直な意見。
で、もうすこし役に立ちそうな使い方ないかなと色々考えてみて、
「強みで弱みを補うのが、もしくは補完するのが生活レベルで役に立つんじゃないか。
じゃあ弱みも知らないと意味ないじゃん!」と思い至った。
例えば、私の強みの一つの「最上思考」。
これだけを頼りに自己アピールしたり、創作活動頑張ったりしたって、今まで無意識でできていたことなんだから、あまり意味がない。
じゃあ、ここに弱みを加えてみるとどうなるか。(ストレングスファインダーで見つけた弱みじゃないので、主観100%。)
わたしは「体が丈夫じゃない」「長時間集中力が続くタイプではない」「作業環境にかなりパフォーマンスが左右される」という弱みがある。
だから、闇雲に最上思考で努力したって、結果はそこまで出ない。
「どうせやるなら最高のものを」っていう意識は無意識に働いているけど、それを実現させるには最上思考を意識するよりは、ボトルネック(弱み)を補完か控除する方法を検討した方が遥かに望んだ結果になる。
強みっていうのが、
理由は分からないけど無意識レベルでできちゃうこと、だったら
弱みは、
無意識でやったら高確率で出現するリスク、くらいの位置付けに考えると
対応しなきゃいけないのは、弱みのリスクをどう回避するか。それか強みでカバーするかだ。
「バックハンドが苦手な分、フォアハンドは超強くしとく」みたいに弱みが明らかになっていると、強みの活かし方が更に分かるんじゃないかと思いました。
...ストレングスファインダーって、課金すると上位5つ以外の才能も確認できるらしい。
自分の弱みの方に関心があるので、課金してみようかなと考えています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。