参考書1冊とネット問題集だけでITILファンデーションに合格できました!
今月の目標面談に向けて、資格を何か取得しておこうと思いITILを受験してみた。
さあ、試験勉強するぞ!とは言っても、他にやりたいことはたくさんあるし、そこまで難しい資格ではないようなので、できたら短期集中で合格したかったこの資格。
情報収集をすると、ネット問題集を繰り返しやれば合格できる派と体系だって理解しないと合格できない派の両党がもちろんいて(合格体験記などを仕事の合間に、主に検証機を再起動させている空き時間などに調べていた。)
ただ、その記事を書いている人の基本スペックなどは当然分からない部分だ。
私は現職でSEをしているので、職務上での知識プラス最低限の勉強だけで、合格できる試験なのかを見定めながら、この度ITILファンデーション試験を受験してきた。
ITILファンデーション合格ラインは?
ITILファンデーションに合格するには、65%以上の正答率があればよい。
全問正解する姿勢で挑むより、出題されるカテゴリーをしっかりと理解し、あとは如何に基本的な問題で点数を落とさないかが合格のポイント。
結果、私は75%を取れ無事合格できた。
そこまで熱を入れていた資格ではなかったが、合格できたことは素直に嬉しい。
ITILファンデーション合格までに使った参考書はコレ
使った参考書は、この1冊(白本)だけ。出題範囲を把握したいなら、この本は絶対に手元に置いておいた方がよいと思う。2,000円くらいの投資で、合格というリターンを得られる確率はグッと高くなるだろう。
ITILの基礎 -ITILファンデーション(シラバス2011)試験対応-
- 作者: 官野厚
- 出版社/メーカー: マイナビ
- 発売日: 2013/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ちなみに、ITILファンデーションの参考書には白本と黄色本がある。
白本だけでも十分合格レベルに達せると思うが、みっちり勉強したい人は、両方揃えておくのも良いかもしれない。2冊揃えたとしても、5,000円以下の投資だ。
IT Service Management教科書 ITIL ファンデーション シラバス2011 (EXAMPRESS)
- 作者: 株式会社日立ソリューションズ笹森俊裕,満川一彦
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2013/12/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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また、まずはITILの全体像を掴みたいよって人は、この本がおすすめ。 ストーリ仕立てになっているこの本が、理解を助けてくれるだろう。
どうやって勉強したのか?
わたしが勉強に使った白本には、末尾に各章のまとめと要点についての問題があり、テキストをざっと斜め読み後は、ひたすらに文末のまとめ問題だけをやっていた。
末尾の問題をこなす中で、必要箇所をテキストから辞書のように引く。そのような形で確実に記憶に定着させていった。
正直、末尾の問題だけをやれば全体像が把握できるので、最初から通して読まなくて良いと思う。
あと、有名なサイトだが、「Ping-t」の演習問題も非常に役に立つ。
これを繰り返し解いていけば、65%合格ラインは超えられる知識がつく。Ping-tをやる上でも前述した白本は、辞書として手元に置いておきたい。
実際、難易度はどれくらいだったか?
正直、試験の難易度は高くない。
IT系の試験で言えば、試験の範囲度は違えどITパスポートくらいだと思う。
とはいってもこの難易度は、ある程度業務経験のある私が算出したものなのでゼロから勉強するとなるとITパスポートよりは少し難しいかもしれない。
それでも基本情報の午後問題よりは絶対に簡単だ。
白本を読んで、その後しっかりPing-tのサイトで問題をこなしていけば、合格ラインまでは届くはずだ。
実際の試験で出題された問題は?
ITILの試験についてネットで調べると、
- 翻訳が解りにくい
- そもそも何について言われているのか分からない
という記事をいくつか見つけた。
たしかに実際に私が受けた試験では、全40問中の1問はそのようなものはあった。が、残り39問に関しては特にそういった印象を受けなかった。
じゃあ、どういった問題がでるのか? 参考書やping-tと全く同じ形式がでるのか?
結論から言うと、上記で紹介した参考書やping-tの問題と全く同じ問題は出題されない。
例えば、同じ情報系の試験である基本情報技術者試験の午前問題では、過去問と全く同じ問題が流用されているが、ITILファンデーションはそういった形式ではなかった。
ただし、出題される9割の問題は、ping-tでしっかり勉強しておけば、消去法で2択までに絞れるよな問題ばかり。
もっと言えば、選択肢があきらかに関係ないだろという選択肢が非常に多いので、基本さえ押さえておけば、合格ラインへ到達できる資格だと感じた。
まとめ
本番試験では、基本的なことばかり問われた。
じゃあ、基本的なことまでみっちり覚えていく必要があるか? というと
わたしはそこまで必要無いと考える。(回答の選択肢は簡単に絞ることもできたし。)
でも、最低限この選択肢は違うな、というボキャブラリーは欲しいところ。
そこを増やすためには、白本で基礎を付た上でpint-tを繰り返しやり、テスト前日は演習で10回くらい合格できれば、わりと余裕を持って受かることができると思う。
ITILの基礎 -ITILファンデーション(シラバス2011)試験対応-
ちなみに、わたしはping-tの問題はすべて金にしておいた。
それだけやれば、ほぼ確実に合格できる。
これから受験する人は、しっかりと対策をした上で試験に挑んで欲しい。備えあれば憂いなしである。
試験へのモチベーションがイマイチ上がらないという方は、こちらの記事も参考にどうぞ。