市民はねじを巻く

市民はねじを巻くにようこそ。読書ブログです。今日も誰かのねじを静かに巻いています

ジョージ・オーウェル『1984』 最上の書物とは、読者のすでに知っていることを教えてくれるものだ

  • 本は、すでに自分が認知していることを体系的に教えてくれるものである
  • 学ぶ対象が全く未知の分野、もしくはひどく情報規制されたもの以外である場合、ほとんど新しい情報が本から得られることはない
  • 本から学ぶべきことは、書かれた情報ではなく構成
  • 読書の価値は、今持っている情報との照合にある
  • 人は自分の考えを信じることが難しいが、匿名であったとしても同じ考えを読み聞きすると、とたんに情報を信じるようになる
一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)