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キャリアカウンセリング | やりたいことを見つけるヒント

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過去、キャリアカウンセリングを受講する記事を紹介した。

iwahunerobo.hateblo.jp

 

で、実際に行ってきたので、受講の感想やキャリアカウンセリングとは何か、について紹介したいと思う。

キャリアカウンセリングを受けた理由

 

きっかけは、旅先の書店で偶然買ったこの本から。

キャリアデザイン入門[I]基礎力編 第2版 (日経文庫)

キャリアデザイン入門[I]基礎力編 第2版 (日経文庫)

 

 

キャリアデザイン入門[II]専門力編 第2版 (日経文庫)

キャリアデザイン入門[II]専門力編 第2版 (日経文庫)

 

著者は日本の人事や雇用問題の専門家で、リクルートワークス研究所所長。

 

この本を読んで、いわゆる世間一般でいうキャリアデザインについて意識するようになった。(特に20代で身につけるべきスキルの章は興味深かった。)

 

いま勤めている会社でも、年に1回はキャリア面談というものがあるが、あくまで組織内でのキャリア選択なので、広い意味での生涯プランなどについては、突っ込んで話はしない。「いまここに勤めていることが、本当に自分にとって良いことなのか」のような根本的な部分は、もちろん組織内で相談はできないし、なるべく考えないようにしていた。

 

とはいっても、知っといて損はないし「わたし、気になります!」て感じで、何かヒントがあれば良いなと思い参加してみたのでした。

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キャリアカウンセリングについて

 

キャリアとは

簡単に、キャリカウンセリング周りの用語について説明したいと思う。

 

キャリアの定義には、狭義広義の意味があるようだ。

キャリア(狭):職歴、職務のこと

キャリア(広):仕事を通しての生き方

 

外的キャリアと内的キャリア

さらに、キャリアには外的な見方と内的なものがある。

外的キャリア:外部からみたキャリア

内的キャリア:内面のキャリア(価値観)

キャリアカウンセリングは、内的キャリアについてカウンセリングをしていくカウンセリングのようだった。

 

キャリアカウンセリングとは

そもそも、キャリアカウンセリングてなんだろうか?

 

カウンセリングというと、何かを治癒する目的で行われるようなイメージがあった。治療してくれるならしてくれても構わないけれど、それにしてもあまり馴染みのある言葉ではない。

 

そこで、キャリアカウンセリングについても定義しておこう。

 

キャリアカウンセリングとは。

「傾聴」を手段として

「相談者の自己解決」の支援をする

 

なるほどわからん。

 

という感じだが、要はキャリアデザイン設計についてツールやヒアリングを使って支援する手段のこと。彼らの目指す地点は、相談者が考えていなかった視点を与え、今まで考えていなかったところを考えてもらう点にあるようだ。(「あなたにあったプランはこれです!」といったアドバイスはおそらくしてくれないので、ご注意を。)

 

 

また、キャリアカウンセリングをしてくれる人を、キャリアカウンセラーというらしい。

 

キャリアカウンセリングには、認定資格(国家資格も有り)があるみたい。

キャリアカウンセラー・キャリアコンサルタントの資格|キャリアカウンセリング協会:キャリアカウンセラーの養成、資格、相談、スーパービジョン等幅広く支援します

 

実際のキャリアカウンセリングの内容についてだが、

  1. キャリアデザインシートを作成し
  2. カウンセラーと50分程度の面接を行う

というものだった。

 

キャリアデザインシートでは、自分の目的(ゴール)を「仕事」と「人生」に分別して、紙に書いていく。それで、そのゴールを達成する目標を具体的にしていく。これは、社内の教育研修でやるような内容だと思った。

 

ちなみに、わたしが書いた内容はこちら。

仕事
目的
1 適度に働く(きっちり仕事をする)
目標
1 週1程度に仕事をマネジメントするクセをつける
2 なるべく会社に依存しない 2 外の人と情報交換する(←まだまだ曖昧)
3 組織やチーム管理 3 ?教育体制を作る(曖昧)
4 - 4 -
人生
目的
1 友人たちと何かを作ったり何かを解決したりしている
目標
1 良いパフォーマンスを出せる環境を提供できるようにする(たまに集中的に集まって、何かをやるような環境)
2 健康でいる 2 スポーツ、医療系の資格を何かとる
3 - 3  
4 - 4  

 

これを元に、20代、30代のキャリアプランを練ると良いらしい。

見た感じ、かなり曖昧ー

 

でも、紙にすることで自分の傾向分析になってスッキリ!

 

本音を言えば、夏目漱石の作中によく出てくる「高等遊民」のような生活を目指している。

高等遊民 - Wikipedia

 

でも、そこまで暇は嫌なので、せめて友人の手伝いや支援を何らかの形で行なっていくことができたらいいな、なんて夢物語を抱いている。(そんな都合の良い風にいかないことは百も承知だが、あくまで理想なので。)

 

良い意味で、「仕事なんて人生のほんの一部だ!」みたいに考えている、A1理論さんのブログには共感する部分が多い。ゲストハウスとかまた行ってみたい!(大学生の頃にギークハウスやシェアハウスに行ったことを思い出す。誰かとの共同生活は、私には向いてい無いと悟った夜だった。)

okite.hatenadiary.jp

 

キャリアデザインシートを記入したらいよいよ面談開始。

(私の担当の方は、元エンジニアで中間管理職だった方だった。)

 

も一応エンジニアと名のつく職業なので、人生の先輩としての話は参考になった。

 

最終的な話の結論は、「20代は好きなことを好きなだけやりなさい!」みたいなことだった。幸い、好きなことがある程度見えていたこともあり、その背中を押してくれたように思える。

 

自分のキャリア(現在の職務など)を客観的な立場から見てくれる機会は、結構貴重だと思うので、結果としてカウンセリングは行って良かったなと感じる体験だった。

 

 

まとめ

 

一年に数回くらいは、自分のキャリアについて考えてみるのもいいな。と思えるきっかけをキャリアカウンセリングで得たような気がした。

 

実用的なプランは確立できなかったが、最終的に決めるのは結局自分自身なので、今後のヒントになるかもしれない要素を幾つか見つけられたかなと思う。

  

 

みなさんも、たまにはキャリアデザインについて考えてみてはどうだろうか?